2013年12月26日木曜日

鯨面文身(げいめんぶんしん)とはイレズミのこと


タトーと言えば、一見格好良く聞こえますが・・・

黥面文身(げいめんぶんしん)

 イレズミのことです。

 魏志倭人伝に、倭人は顔や身体にイレズミをしていると書かれているとか。

人類学的に見て、発展途上前には身体を傷つける例が多いように思われます。

 イレズミには、マジナイの意味もあったらしい。

 

 先日昼食を摂りに出かけたところ、倶利伽羅紋々というほど勇ましいものではないが、いやに入墨が目立った。

 

同行していた役員に「彫り物って体が冷えるんだってね。」と話しかけると、「そんな程度で済めばいいんですが、肝臓を傷めるらしいですよ。」との返事。

知人の知人が背中に彫り物を背負っていて、お酒を飲まないにも拘わらず二人が肝硬変で若くしてなくなったという。

 

身体髪皮膚(しんたいはっぷ) 之を父母に受く

敢えて毀傷(きしょう)せざるは 孝の始めなり

 

むかしは、身体に傷をむりにつけないことが孝行の始めだと習った。

 

いま、親孝行などというと古いなんて言われてしまうが、親がどんなに慈しんで子を育てるかは、自分が親になって初めて知る。

 

人類発祥以来、連綿とうけつながれてきた命であってみれば、自分のことだからといって、勝手に仇や疎かにしていいものではあるまい。

 

 

 

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