2013年12月21日土曜日

大晦日のお年とりにはブリを食べた


 信州にいた子供の頃、東京の年越し蕎麦と同様の習わしとして、大晦日に「お年とり」といって食したのが、アジ科の海水魚の鰤(ただし、高くて切り身でしか買えなかった。)でした。

大きくなるにつれて名前が変わる出世魚だということであったが、何回名前の変わる順番を聞いても、いまだに覚えられないでいます。

 

 お早苗饗(おさなぶり)・・・お田植えがおわると、田のかみさまを送るお祭りというかお祝いというか、神棚にイネの苗を供えて豊作を祈ってお参りしたものでした。

 

 千振(せんぶり)・・・山道の土手などに生えていて、リンドウ科なのに白い小さな花をつける薬草がありました。たしか胃腸に効いたのだと思いますが、舐めるとたいそう苦かった。

煎じて千回振り出してもまだ苦いというのが、名前の由来とか。別名、医者倒し。

 

 ことほどさように、「ぶり」というのは大切なのでございます。

何事の修行に入るときも「ふり」からはいることが多いのでは・・・。わが不利な押せな~んてね。

なに、そりゃ我が振り直せの間違いじゃなのかって?まあ、そうも言うけど・・・。

 

 

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