2013年12月10日火曜日

勇気を出してみたところ


 今年も大きな被害を出した台風が多かった。

来ると被害が大きいから、怠らず次への備えが必要です。

 そんな話のなかで、台風一過を台風一家と読み違えるアナウンサーが結構いるんだけど、局から注意されないのかねーなどと話していると、プライベートで少年野球の監督をしている当社の常務が、「一家ということで、思い出すことなのですが、先日仲間内から私は、総長と呼ばれたんです。」という。

 

「なんなのそれ?」と尋ねると、「私も社長を見習って、勇気を出してみたんです。」とのこと。

 話をかいつまんでいうとこうなる。

 

 少年野球の県大会に出場するため、各チームがバスを連ねて会場の駐車場に到着したところ、そこは暴走族のオートバイ40数台がバスレーンを占拠していて、駐車できない状態だったのだとのこと。

 怖かったけれど「リーダーいる?」と声をかけて近寄ると、「なんだなんだ。」と数人に周りを取り囲まれ、たいそう怖かったのだと言います。

 「これこれこういうわけで、子供たちを連れてきているのだけれど。」と話しをすると、

「すいませんっ!」と大きな声で言って頭をさげ、「おい、みんな早くここを空けろ!」と指示し、たちまちのうちに片付いてしまったという。

 

 「ありがとう。おかげで助かります。」と言うと、口々に「すいませんでした!」という声を返してくるのを聞いて、誰も動こうとしないときに社長をみならって勇気を出してみてよかったと、

また、若者たちの反応が嬉しかったといって喜んでいた。

 

 で、そのあと同僚たちから「総長」と呼ばれたんだと・・・。

争うんじゃなくて、普通の話を穏やかかつ真剣にすれば、案外通ずるものだと思います。

 

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