2015年1月18日日曜日

意味と美しい響きを持つ日本語


兵庫の大震災の時にも、感動的な話が沢山あったことが、伝わってきます。

美しい心は美しいこうどうとなり、美しい言葉となって残っていきます。

 

「津軽てんでんこ」というのは、大震災の後、あまりにも有名になった言葉です。

信州にも、似た方言があります。「てんでに」というのですが「自分自分で」というような意味でつかいます。

自分自分でといっても、自分勝手にということではなく、自分自分が責任を持って、ということです。

極限状態に立ち至ったとき、一人でも生き延びろということでの「てんでに」というのは、普段から濃密な信頼関係が築かれいてるということでありましょう。

その言葉の持つ意味というのは重い。

 

いかに「おわす」父母、恙なしや友がき・・・

「おわす」は「います」の尊敬語。「いらっしゃる」は、来るという意味もありますが「居る」の尊敬語でもあります。

日本語には、その言葉が中に含んでいる深い意味があり、音の持つ波動というのも美しい。

「和菓子の怨」などと「我が師の恩」のことを勘違いするようなことではなくて、言葉の神髄をきちんとする恐育も必要だと思うのです。

 

英語教育も大事ですが、美しい日本語はもっと大事です。

 

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