2015年1月3日土曜日

自国語のままで学問が進められる


日常使っていて不思議にも思わない「理性」「本能」「芸術」等の単語は、明治時代の思想家である西周(にしあまね)が、西洋の文献を翻訳する際、それまで日本語としてなかった概念などを言葉として的確に伝えるために作ったのだという。

日本語としてすっかり馴染んでいて素晴らしい。

 

漢字が伝来したときといい、西洋文明を取り込むときといい、日本語として昇華してしまう能力があったお蔭というのは感謝するほかない。

翻訳できなければ、学問をするのに外国語を使うほかないから、それにより失われる文化というのがあるのは、仕方ないことかもしれません。

 

語彙が増えれば、思考は深まります。

 

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