2016年9月11日日曜日

断ってきたばかりなのにもう?

スワップとは、取り換えること、交換すること、というのが辞書の意味であるが、相互にということが含まれた意味であるから、双方にメリットがなくてはならない。

日韓通貨スワップが話題にあがっているが、終了に至った際の韓国の言いようは無礼であった。
日本側には何のメリットもなかった協定に、さんざん世話になっておきながら、「日本が頼んできたから結んでやっていたのだ。」とか、今までのお礼を言うこともなく「外貨準備は十分にあるから、スワップ協定の延長は必要ない。」と言って、鼻息もあらく勝手に打ち切ったのではなかったのか?

頼りにしていた中国の経済が不安視され、英国がEUから離脱することになって、ウォンの信頼性が低下してくるや、経済の先行きはたちまち怪しくなって、恥ずかしげもなく泣きついてきているようである。
それも頼むというより、例によって上から目線での持ちかけだと感じられるから、大方の日本人は快く思わない。
外交には、バーゲニングパワーというものがある。必要度合いに関する立場の上下によって生じる交渉力のことである。
日本のように内需経済が育っている国と違って、韓国はGDPの殆どは輸出に頼る国。
通貨が不安となれば、海外投資は一気に引き上げられ、韓国経済はたちまち壊滅状態になる脆弱性を持っているということである。

助けて欲しいのなら、まず、国同士の約束を守るとか、今までの数々の非礼を文書にして詫びるとか、反日教育をやめるとか、竹島を返還するとか、いずれにしても自国側の条件を提示すべきなのではないのか?日本の側のメリットは、それくらいしかない。

助けてあげたくても、簡単にそうできないことをされ続けてきたのである。
のど元を過ぎればアダとなって返ってくるという轍を、またまた踏むという愚を繰り返すわけにはいかない。

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