スケートの羽生結弦さんが、「できなかったらできるまでやる」「できるようになったら完璧にできるようになるまでやる」「完璧にできるようになったら何度でも完璧にできるようになるまでやる」と仰っているのを聞いて、若いのにその域に達していることに感銘を受けます。
これが、その仕事でお金を貰うプロということになると、まだその先があるようです。
携わっている仕事を素人が見たとき、自分でもできそうに思わせるくらい、いとも簡単にやっているように見え、しかもその姿が楽しんでやっているように見えねば駄目なのだと思っているらしいのです。
その裏にある厳しい修練が、垣間見えるようではまだまだなのだという。
その仕事に興味を覚えたり、現に携わっていてより極めたいと思っていて、そのプロに教えを乞うと、意外に真髄と思えることをさわりの部分とはいえ教えることがあるという。
ただ、口で言ってもすぐに理解できるとまでは期待していない。
教えを受けた側が、絶対に言ってはならない言葉というのがある。
それは「参考になりました。」という言葉である。
そういう人を弟子にとることはないし、二度と教えることはないという。
真剣にとらえる人は、まず言われた通りやることから始める。
参考にするというくらいでは、自分の殻を打ち破って先に進もうとする覚悟はないのだ、と見極められて、その先の教えを受けることができなくなるということです。
言葉一つでも、真剣に捉える人でないと、道を究めることは難しいということになる。
sannkou
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