2016年9月2日金曜日

軍事大国の言いなりになりかねないから

環境問題というのは大事であることは論をまたない。
しかしながら、エネルギー消費量と国力の増大ということとの間にあるバランスは考えておくことが必要に思える。
全世界の国々が、等しく価値観を共有することができれば良いが、国力の差イコール外交力の或いは軍事力の差ということにつながる側面を持つ。その大本のところにあるのがエネルギー。

化石燃料がco2を排出することで地球の温暖化を招くのだというが、このガスの排出を減少させる努力をしている国は、いったい世界に何か国あるのだろう?
目標数値を掲げ、馬鹿正直にやっているうちに、お構いなしに煤煙をまき散らしている国は、強国になって、周辺国を脅かすようになった。

国益を振りかざしてのこととなれば、軍事大国に対抗できることはないから、外交上は理不尽な要求にも譲らなければならない事態になる。
理屈が通ればよいのだが、その理屈の立て方が国によって違うのだということを知っていないと、「話し合いで」というのは空論になる。
脳内お花畑で、絵に描いたような理想を口にしていても、そうはならない現実があることから目を逸らしてはいられない。

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