2016年9月22日木曜日

難民を何とかしなくてはとは言っても

ヨーロッパ諸国では、難民の受け入れに反対する勢力が拡大しているのだという。
難民が出る遠因を抱えてもいるから、難民の受け入れをせざるを得ないということもあるだろうが、テロリストも入ってくるというのでは、人道的にとは言っても簡単にはいくまい。
それまでの環境がガラリと変わってしまうのを避けたいというのも、自然に起きる感情である。

「郷に入っては郷に従え」という思想はないだろうし、「お世話になるのだから」ということで配慮ができるほどの民度が育っている国からの流入だとも思えないから、争いの種を内在させてしまうこともあるだろう。
宗教も違えば文化も全く違うし、歴史も価値観も異なるのである。異文化・異民族とは争ってきたのだから、短期間に融合するということは期待できない。
難民が発生しないようにすることには、国際的にも協調関係が築けてはいなさそうだから、混乱はまだまだ続きそうである。

日本は金だけ出して難民の受け入れをしないという批判があるようだが、そんなことはあるまい。確かに今現に増え続ける難民に対してはそうかも知れないが、日本が抱えた外国人は相当の人数にのぼる。
彼らが日本の社会に溶け込んで仲良く暮らしていこうとする意識もあるように思えないことも多い。国内で反日的行動をする人たちも多いから、経験的に慎重にならざるを得ないのだと感じる。
考え方を変えるというのは、双方ともに難しいのではなかろうか。

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