2016年9月16日金曜日

アフリカに象がいなくなってしまうかも

日本のニュースでは、まずお目にかからないが、ネットではいろいろ出てくる。
こういう犯罪行為に加担する乃至は助長する勢力というのは絶えない。
象牙の密輸組織の軍事化が進み、密猟者たちは毎年数万頭ものアフリカゾウを虐殺。
その量は過去20年間で最も多い。こうした違法象牙の約7割が中国に密輸されているという。

戦乱の広がるアフリカでは、象牙は貴重な軍事資金となる。悪名高いウガンダの反政府武装勢力・神の抵抗軍やソマリアのアル・シャバブ、スーダン・ダルフールのジャンジャウィードなどの軍事組織がアフリカゾウを大量に殺し、象牙を換金して武器を手に入れる。
こうした軍事組織と犯罪組織が手を組み、現地政府の役人を買収するなどして密輸を成功させている。

中国人にとって象牙は憧れの対象だった。経済発展により多くの中国人が象牙を購入できるようになると、象牙の価格は急騰。北京市内では1ポンド(約450g1000ドル(約78000円)で売られている。富裕層が好む象牙製品はネット上でも販売されており、箸やしおり、コップや櫛、指輪など多種多様。
「アルミ箔で包んでおけばX線検査を通過できる」と悪知恵をつけるサイトもある程だという。
中国がアフリカに経済援助ということで進出している裏には、こういう弊害もあるようですが、下手をすれば象は絶滅してしまう。

以前、ケニアやナイジェリア一帯で150人以上の中国人が象牙の密輸容疑で逮捕された。
現地には道路建設などで多くの中国人が働いており、これが密猟に拍車を掛ける結果となっているらしい。中国には需要があるからだということになる。


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