2018年7月11日水曜日

中・韓は、そういう見方はできないのだろうか?

約束を守るとか、作られたものを打ち壊したりはしないということで、日本人の民度というのを推し量ることができる。自らを律して、範を越えないことがたくまずしてできる。

他国ではそうはいかない。慰安婦合意を簡単に反故にして恥じないばかりか、公にはしないという合意を公表したことで、韓国が世界から顰蹙をかったことはよく知られている。
こればかりではない。
アラブ首長国連邦との条約により、韓国に60万バレルの原油備蓄設備を造ったことがあるのだが、現在は備蓄量ゼロであり、契約の更新は絶対にないということになっているらしい。
アラブ首長国に原発をつくるという約束の基になされたものであったが、原発が未だに完成していないばかりか、期限内にできなかったときの違約金なぞ払う気もない。
そればかりか、条約の裏合意であり公開しないという約束であった「アラブ首長国とイランとの間にいざ有事という事態が起こったとき、韓国は自動的にアラブ首長国の味方になる。」という合意を公開してしまった。これでは堪らないから、相手国が怒るのは当然である。
石油に困ったら、今度はイランと結ぼうとしているのでは、世界中から信頼されない。
韓国は、石油に困ったら米国と日本が何とかしてくれると甘く見ていたらしいが、そうはいかなかった。
北朝鮮との動きも、国際協調という観点からは外れたようなことをするから、米国からの信用を大きく失墜しているらしいし、何よりも北朝鮮から舐められたような扱いを受けている。

中国も日本が気に入らないとして政府黙認の暴動を起し、日本の企業や店舗・或いは製品の打ちこわしをしたことは、まだ記憶に新しい。おまけに商品の略奪もあったとされる。
日本には中華街というのがあるが、その報復として中華街にある店を襲撃するなどということは決してしなかった。
中国は米国との間の合意も反故にし、南シナ海の人工島を軍事基地化した。

中国・韓国の動きを見ていると、米国が在韓米軍の撤退を図る可能性は高い。朝鮮半島の核の廃棄という名分を立てられたら、それを拒む理由は見つかるまい。
そうなったときにどうなるかといえば、米軍が次に駐留を考えるのは台湾ということになる。
米国議会で台湾旅行法が成立して、今まではできなかった米台の首脳或いは高官が自由に行き来することができるようになったことには、そういう含みもありそうに思える。
朝鮮半島から手を引いても、日本列島・沖縄・台湾を結ぶラインを構築すれば、今まで以上に強固になる。中国が如何に太平洋への覇権を目指そうとも、それは不可能になる。
素人が外からみていても理解できる図式を、韓国や中国は読み取れないのだろうか?
韓国はお望み通り北朝鮮に組み敷かれるだろうが、中国も封じ込められて困る。
価値観が共有できないことを続けようとすることは、そういうことにつながるのである。

日本は、物に当たるというのは最低の行為として育てられている国なのである。
約束ということも守るものだとして疑いをもたない。
そういう姿勢を貫いていれば、信頼される。
貿易戦争ともいわれる事態になっているようだが、報復のしあいでは何ともなるまい。


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