2018年7月8日日曜日

いろは48文字というけれど

平仮名は50文字(48文字)だと思っているが、そうとばかりは言えない。
もともと平仮名には日本語一音に対して多くの字体があったのだという。

例えば「あ」の音を表すのに「安」「阿」「悪」「愛」を字母(字源となる漢字)とするくずし字が使われていたことが知られている。さらに同じ字母からも数種のくずし字が生まれていたから、平仮名には200文字くらいはあったらしい。

明治33年「小学校令施行規則」によって仮名は一音一字に統一され、50文字が決まったのだというから、比較的新しいものなのだといえよう。
この規則ではずされた字形の仮名は「変体仮名」と呼ばれるようになりました。現在では書道などでしか使用されていないのだというが、楚という字からできた変体仮名を使っている蕎麦屋などは、普通に見かける。


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