2018年7月27日金曜日

素麺と冷や麦は太さの違いなのだとか

夏の暑い時季には冷たいものを食べることで、落ちてきている食欲を補う。
その時に食べるのが、ソーメンであったりヒヤムギであったりする。
解かっているようで以外に知らないでいるのが、「素麺(そうめん)」と「冷麦(ひやむぎ)」の違い。
それは、太さによって区別されているのだという。
JAS(日本農林規格)では、乾麺の分類分け(機械製麺)を次のようにしています。
 そうめん:直径1.3mm未満
 
ひやむぎ:直径1.3mm以上、1.7mm未満

ただし、手延べの場合は、1.7mm未満であれば、「そうめん」でも「ひやむぎ」でも、どちらで名乗ってよいことになっているそうです。

ついでに付け加えると、直径1.7mm以上の麺は「うどん」。幅4.5mm以上(厚さ2mm未満)で「きしめん」となります。

そうめんは、奈良時代に中国から伝わったものが元とされているそうです。
その後鎌倉時代~室町時代頃に、中国から麺を手延べする方法が伝わり「索麺(そうめん)」が誕生し、その後「素麺(そうめん)」になったと言われているのだという。

ひやむぎの起源は室町時代に登場した「切麦(きりむぎ)」。うどんを細く切って作られていたことから、「切麦」と呼ばれていた。
その切麦を冷やして食べるのを「冷麦」、温めて食べるのを「熱麦」と呼び、今の「冷麦」は、そこからきているのだとか。
麺の中に、ピンクや緑など色の付いた麺が入っているのを見かけることがあるが、これは違いがわかりづらい「そうめんと冷麦」を区別するために、「冷麦」の方だけに色付き麺を入れたのだという。

冷たく冷やし、薬味を入れたツユで、ツルツルと吸い込んで食べるのは、夏の醍醐味です。


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