2018年7月5日木曜日

星のように光っているというわけではない

もうすぐ七夕。星まつりが諸方で催される。

「キラ星の如く」という表現があるが、これはキラキラ光る星のように、というわけではない。
だから、キラ星ではなく、キラ、星の如くと言うのが正しい。

「きら」は漢字で書くと「綺羅」
「綺」は綾織りの軽い絹、「羅」は透けるような薄い絹のことであり、そこから「綺羅」という言葉は、「美しい衣服。または美しい衣服で着飾った人」という意味で使われる。
それは「華やかな美しさ」「盛んな権勢」を表し、「権力のある人」「優れた人」をさして使われるようにもなった。偉い人が一堂に会しているときの表現である。
すなわち「綺羅星の如く並ぶ」というのは、「立派で優れたもの(人)や華やかなもの(人)が、たくさん集まっている様子」という意味になるのである。
まあ、最近はこんな表現を見かけることは無くなってしまったが・・・


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