2018年7月1日日曜日

噂というのは恐い

戦中戦後のことを調べていると、必ずと言っていいほど目にするものがある。
日本軍の犯したと言われる負の歴史ということで、かなり疑わしい南京事件とともに、731部隊というのが出てくる。
事実だったとしたら、鬼畜にも劣るオゾマシイことであるが、果たして本当だったのだろうか?
言われるがまま信じていてよいかどうか、ということである。

巷間に流布されたことがその通りであったとは信じがたい。
資料や証拠は米国に押収されてしまった歴史があるから、米国経由でないと判らないことも多かろうが、今まで反日勢力に何を根拠か知れないが散々あげつらわれ、日本の残虐性の例として利用されてきたのだという側面があることは事実であろう。
米公文書の公開がなされたというから明らかになって、冤罪はひとつづつ晴らされて行くのかも知れない。

それにょると、731部隊(関東軍防疫給水部)は細菌戦研究はしていたものの、細菌戦を行った証拠は全く見つからなかった。
米国立公文書館は、石井四郎中将を始めとする731部隊関係者の個別尋問記録や、石井中将が細菌戦研究の成果を19476月ごろ執筆し米軍に引き渡した事を裏付ける最高機密文書も明らかにしたという。

ナチス・ドイツと日本の「戦争犯罪」を調査する為、クリントン政権当時の1999年に編成された記録作業部会(IWG)は、「人体実験」に留まらず「慰安婦問題」などの悪事を裏付ける文書も必死に探したが、それらを裏付ける証拠は何ひとつ見つからなかった。
(つまり1999年以降の調査で「性奴隷」が言いがかりである事はクリントン政権時には既に判明していたという事になる。しかし、同盟国である筈の 米国は口を噤んでいた。)

奉天(現・瀋陽)の収容施設で、連合軍の捕虜に細菌実験が行われなかったかを調べたり、日本からの風船爆弾が細菌戦に使われないかを調べたりしたが「当面は細菌戦を想定していない」と結論づけた文書も発見された。
日本を悪者にするために、徹底して尋問したり調査したであろうことは想像に難くない。
にもかかわらず、米国が持っていた731部隊に関する10万ページの機密文書には、731部隊が人体実験を行ったり細菌戦を行った証拠は全くなく、戦後に言われた事は全て根拠なき捏造であったと証明されたのだということになる。

それとも、他に証拠があるというなら提示すべきであろう。さもないと、日本人は故なきことでいつまでも苦しまなければならない。

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