2020年10月14日水曜日

米国は共産主義が嫌いなのだと見えるが

 

インドネシアのマハティール首相は、もし日本なかりせば今のアジアはなかったと明言している。

自虐史観にとらわれてそこから抜け出せないでいる日本は、そろそろ自国のことを見直してみる時期なのではなかろうか。

 

左翼思想にかぶれロシア贔屓だったルーズベルトの戦争をしたくてたまらなかった思惑により、第二次世界大戦がなされたのだという側面が指摘されている。

結果的に大きな利益を挙げた勝者は、米国内における評価であってさえロシアであったとされていた。

ロシアはドイツに攻められて青息吐息であったのに、終戦後には東欧諸国を衛星国と呼ばれる属国として支配し、ソビエト連邦を構築した。同じくアヘン戦争以来ボロボロであった中国も、連合軍の支援により勝者の側に立ったが、この共産主義国を合わせれば、ユーラシア大陸の大半が共産主義国となった。以後、東西冷戦という長い期間、膨大なエネルギーを消耗した。

ロシアと組んだことにより米国内に蔓延ってしまったコミンテルンの思想や組織は、今も倍国内を不安定にしている。彼らはプロパガンダの効力が強大であると知っていたから、マスコミの中にその勢力を浸透させ、それが世論を二分させるまでに至っている。

ソ連邦が崩壊した後は中国が台頭し、これへの対応は今も続いており、ますます緊張感が高まる事態へと進んでいる。

独力で戦ったのではなく得られた利得というのはどこか弱いから、ロも中もこの先が安泰というわけにはいくまい。

共産主義が国民を幸せにできるとは思えないからである。

共産主義というのは、歯止めの効かない官僚組織で支配されることが歴史的に証明されているにも拘わらず、自由のない社会になっても抜け出す方法がないまま、空論の幻影の中にいる。

一党独裁の政治というのは、結論的に言えば組織のトップの意向が全てを決める。神でもない人間が決めることが人々を幸せにはできないことから目を逸らせ続けるには、強権をもって圧迫する以外ないのは自明なのに、引き返す道がない。

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