2020年10月29日木曜日

黄色い雀の狙い

 

「蟷螂は蝉をうかがい黄雀後ろに在り」という故事が中国にある。

カマキリがセミを獲ろうと窺っているが、その後ろでスズメがかまきりを狙っている。

つまり、目先の利益に捕らわれていると背後に迫る脅威に気づかないで、みすみす漁夫の利を得られる、ということ意味する。

「三国志」にも出てくる荒筋はこうである。蜀の国の主・劉備は兄弟の仇討ちの為に大軍を率いて呉の国に攻め込みます。迎え撃つ呉の司令官・陸遜は火攻めによって蜀軍に大打撃を与え、さらに逃げ帰る蜀軍を追撃した。留守を命じられていた蜀の丞相・諸葛孔明は、自国の敗戦を察知し逃げ帰る味方の助けとして地形を利用した罠を配置し、そこに目立つように碁笥(碁石を容れる箱)を置いた。追撃してきた呉軍は碁笥を発見し陸遜の元に持ち帰り報告した。蓋を開けるとそこには、セミとかまきりの死骸が入っていた。

陸遜は「その通りだ」と悟り、すぐに軍を引き上げさせた。

死力を尽くして戦えば、セミ(蜀)と、かまきり(呉) は共に死ぬ。生き残り、利を得るのは黄雀(魏)である、と言いたいのだということを理解したことになる。陸遜も知恵者だけにすぐに諸葛孔明の意を察し、留守の呉国に迫る魏軍の脅威に備えて引き返したという故事。

 

バイデン候補のスキャンダルが持ち上がり、その出所が詮議されているようだが、意外に中国が仕組んだものではないのだろうか。情報を詳しく掴んでいるのは中国であると考えた方が納得しやすい。

中国は昔から情報戦に長けている。トランプが勝ってもバイデンが勝っても、米国内に混乱の種をまくことが将来的に中国を利するとの戦略を立てたことは容易に推定できる。

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