2021年8月17日火曜日

鶏卵まで値上がりしているのだとか

 

温血脊椎動物での個体数が多いのは鶏と言われ、その数800億匹(羽)に及ぶ。

その卵はさまざまな加工品に使われているので、日本人の年間消費量は意外と多い。

農林水産省によると、国民一人当たりの年間消費量は、2019年で17.5キロ。Mサイズ(約60グラム)に換算すると、292個食べたことになる。

1960年は約105個だったので、60年間で2.8倍に増えた。卵かけご飯やすき焼きなど、生で食べる食習慣に加えて、卵焼きや親子丼など日本人は卵をたくさん使う料理を好む。

調理しやすくて、栄養価が高いこともあって、食卓に欠かせない国民食になっている。

消費を伸ばした理由のもう一つは、価格の安さ。

同じ生鮮食品でも野菜や果物は、天候の影響を受けたり生育が悪かったりすると、価格が変動するのに、卵はいつも安定している。

それどころか、年中、スーパーで特売されることが多く、1パック(10個入り)100円を切ることさえある。

50年前にさかのぼって卵と食料全体の物価変動を比べると、1970年を100とした場合、食料全体の物価は2020年で3.5倍に上昇した。これに対し、卵は1.6倍と半分以下を維持しており、物価の優等生と言われることを数字が裏付けている。

 

他国のことであるからどうでもいいが、韓国では6月末には価格が安定するといわれていた卵の価格が、依然として高止まりしているのだという。大型スーパーやスーパーマーケットでは相変わらず、卵1パック(30個)に10000ウォン(約942円)の値がつき、有精卵などは10000ウォンを優に超える価格となっている。

昨年、卵1パックの平均価格は5000ウォン(約471円)台だった。 卵の価格が上昇したのは、昨年末から今年初めまで全国的に猛威を振るった高病原性鳥インフルエンザ(AI)のためだという。高病原性AIが産卵鶏に発生し、産卵鶏の約23%が殺処分された。そのため、卵の供給が減り、価格が高騰した。一方、コロナの長期化で家庭料理に使われる卵の需要は増えた。今年第1四半期(13月)における1世帯当たりの平均卵購買量は137.7個で、昨年より7%増加した。

養鶏業界は、卵の需要が急増するチュソク(秋夕、韓国のお盆期間)まで卵の価格は引き続き現在の水準を維持するものと見ている。

家計債務が異常に高いといわれている韓国において、日々の食事に与える影響は他人事ながら気になる。日本と較べ経済規模がちいさいから、政策一つでインフレが懸念される経済状況下にあるといわれるが、日本の所為ではない。

日本に勝つことだけに躍起になって、家計費が日本より高くなっているのではどうしようもない。

反日不買運動のツケが溜まってきたのかも知れないが、援助する気になれる日本人は少ないのではなかろうか。彼らは好き放題をやりすぎた。

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