2021年8月6日金曜日

検査機関でもあるまいに

 

大会が開催されてから、オリンピック選手の滞在する選手村の内部は、多くの参加選手のSNSへの投稿などで不必要と思われる投稿がされてきた。日本側が何も言わないからといって、何をしても許されるわけではない。

選手村に設置されているベッドは再生可能なダンボールで土台が作られていることが知られているが、イスラエルの選手たちは、ダンボール製のベッドには何人乗ることができるのかを試した動画を投稿した。

 野球チームの選手ベンジャミン・ワンガーは、「選手村のベッドは、アスリート1人分の重さしか耐久性がない」という噂を検証するため、野球チームの仲間と共にビデオを制作したという。

ビデオは、ワンガーが「選手村のベッドについて多くの質問を受けているので、今日は、この段ボール製ベッドを壊すために何人のイスラエル人が必要かを調べてみようと思います」と話し、検証が始まる。 誰もそんな検査をしてくれと頼んだわけはない。大の大人がガキの発想をするとは情けない。

まずピッチャーが1人でベッドに乗ってジャンプをする。その後1人、また1人と同じベッドに乗り、ジャンプした。

最終的に9人が乗ることができたが、全員がジャンプした衝撃と重さによりベッドは壊れてしまった。

そんなことは当たり前である。壊すつもりになれば何製のベッドでも壊れる。

 

今回の検証では、アスリートが8人乗ってジャンプしても壊れないほど、ベッドが頑丈であることがわかったと話しているが、意味のない行為であったとしか思えない。器物損壊事件として刑事罰を科して然るべきである。

選手村のベッドは、大会前から「性行為防止ベッド」と呼ばれ、アスリート同士の密な接触を防ぐために薄くデザインされていると言われていたが、これはベッドの製造元のエアウィーヴにより否定されている。

ベッドは約200キロまで耐えられるようだが、実際に動画を見てみると、それ以上の耐久性があるように思える。

さすがにやり過ぎという声があがったのか、動画は現在は削除されているという。 このイスラエル選手たち以外にも、多くの選手たちがベッドの耐久性を試した動画を投稿しており、耐久性の検証はプチ“トレンド化”している。 アメリカ女子ラグビーチームは、ベッドの上でヨガや腕立て伏せ、大げさに倒れてみたり、子どものように泣いて暴れても、ベッドは耐えることを実証した。

そんなことを実証してくれなくても一向に構わないのだが・・・

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