2021年8月5日木曜日

労いと賞賛だけでいい

 

なんとかならないものか。

感動しているところに冷水を浴びせられたような気になる。

オリンピック出場選手に対する取材記者のインタビューのことである。

競技を終えたばかりでまだ息も整っていないのに、無遠慮な質問を投げかける精神の程度。

望んだ通りの結果を得られた選手に対してならまだしも、負けて気落ちしているところに傷口に塩を擦り込むような質問をして平気な姿をみると、聞いているこちらが不愉快になる。

あまつさえ、協力してくれた人たちに一言挨拶をしろと強制する。

精一杯頑張ったことへの労いの言葉をかけるのが最初なのではないのか。

日本人の美徳は、惻隠の情を適切に示せることである。ガサツなものが携わるべき場ではない。

何様のつもりか知らないが、上から目線で冷酷な質問を並べ立てるのは、日本人の感性にそぐわない。

取材するインタビュアーの研修をするなどして人間力を高め、使う言葉を選ぶべきであろう。

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