何年か前に載せたことのある記事です。
2年前、やせ細って歩くことさえ頼りなくて、とても冬を越すことができそうもなくヨロヨロしていたノラの子猫に、我が家のサイ(普段ツノは見えません)が餌を与えたことで生き延びて成長し、定期的に訪問してくる猫がいます。
おとなしく玄関先に控えて、いまだに好きなミルクを、器に出されるとそれを舐め、終わると何処かへ帰っていきます。
生まれて2週間にどのように扱われたかが一生を支配すると聞きますが、ノラで生まれた悲しさ、どのようにしてももう人に馴れるということがないのか、50センチ以内に近づくことはできません。
以前は7~8mのバリアだったことを思えば、長足の進歩ではありますが・・・
加護してくれるものの恩恵を受けるのには、自らのバリアを外さなくてはならないのに、刷り込まれてしまった習慣を改めるのは常に難しい。
我々も、それと知らず、折角手を伸ばしてくれている周りからの加護を、自分で拒否してしまっていないだろうか?
有難く感謝して次につなぐことができるような感性が必要だと思うのです。
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