2014年1月17日金曜日

言葉が現実化してしまうから、言祝ぐ(良いことを口にする)ことが大事です


「初めに言葉ありき、言葉は即ち神なりき。」と言われます。

言葉が総てを決めるのかも知れません。ということは、物も、言葉があってこそ現出したのだと言えそうです。

 

 物質の後に続いて出てくる精神的活動というのも、物の名前を決め、動きや状態などを表す言葉を決めなくては、思考ということが成り立たないし、思うということなしに物質も組成されないらしいのです。

そうした思いや考えやその蓄積を伝えることもできないから、言葉はおろそかにできません。

 

 しかし、そのほかの働きについては、余り言われていないようです。

「ことほぐ」というのは、目出度いことを口に出して言うということだと思いますが、聞いているとノリトもお経も説教も、その言祝ぐというところから出ているのではなかろうかと思えるのです。

 重ねて言いますが、口に出した言葉は、それを具現化せずには置かないと言う力があるようです。

 ですから、乱暴な言葉を使っていると、余りよくない結果を招くことになりかねないのであります。

 

 そうだと理解することができて、良いことを願ってそれを口にしても、なかなかそうそう良い結果を得ることにならないと言う人が現実には多いのですが、多分、インパクトというか熱意というかが弱くて願いが現実化するエネルギーの場所に届かないか、或いは思い方が違っているからではないのかと思うようになりました。

 

 なぜなら、悪意に満ちた言葉は、出されたときのエネルギーが強いのか、すぐ形に表れるようだからです。

善も悪も含め口から出された言葉は区別されることなく実現化するという潜在意識の世界は、自分と他人の区別もまたつかないそうですから、気をつけなければなりません。

 

 

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