2017年12月21日木曜日

わけがわからない来日だったとしか思えない

韓国の外相が日本にやってきた。
韓国内では、日本が要請するから渋々行くのだと言っていたらしいが、日本が来て欲しいなどと言うわけがない。はっきり言わせてもらえば、自分たちの都合があって押しかけて来たというのに等しいのではないのか?
どうしても日本に来たかった本音は、何とかスワップ協定を結んで欲しいということと、慰安婦合意を再交渉に持ち込みたいということであり、腹の底はみえみえで、そのいずれも日本が相手にできるようなものではない。
嫌がらせばかりしている人の頼みを、どこの誰が聞いてくれると思っているのだろうか。
困ったときだけ泣きついてきても、日本国民の感情はもはや親身になれる段階ではあるまい。

韓国の国家予算は凡そ35兆8000億円。数年前までは東京都の予算(凡そ13兆円)並みであったのが急激に増加したのであるから、どこかに無理が来ていても不思議はない。
内需で経済圏を確立するには、人口が6000万人を越さないと難しいと言われているが、その人口も5145万人であり、内需を育てるような経済政策はとって来なかったようだし、ウォン安を誘導したり、価格競争に勝つための手段を構うじてまで輸出に頼ってきたときの不都合な政策がEUにバレて、制裁を受けそうな雲行きになってもいる。
貿易の最大相手国である中国からも厳しい扱いを受けるようになってしまい、国内経済が行き詰まりを見せているともいうし、日本の協力は得られそうもないし、この期に及んでどうする心算やら。

日本の国家予算は凡そ97兆4500億円、人口は1億2700万人ということになっている。
バブル崩壊以後、失われた〇〇年といわれる不景気下で苦しんだが、円は已然として基軸通貨であり、底堅い信頼度を世界各国から受けている。結論でいえば、スワップを必要とはしない。
技術であれ基礎研究であれ鉱工業製品であれ、世界のトップレベルにあるから底堅い。
偏に、長く地道な努力を重ねてきた結果である。

過去何年かで経済が発展し、日本なにするものぞと勘違いしたのかも知れないが、それで敵意を醸成してきたのは誤りであったというほかあるまい。民度と底力を侮ってもらっては困る。
仲良くすることを根底におかない外交関係は、いざというときに援助が受けられないと言う典型事例なのだと知るべきであろう。


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