2017年12月22日金曜日

自己主張を控える言語

英語では自分のこと(一人称)を表すのに、多分 I my me で済んでしまうのに、日本語でのそれは私・儂・俺・みども・拙者・おいら・おれっち・わい・うち・などなど数え上げればいくつも出てくる。

日本語は、主語に自分を表す語を使わなくとも通じるということもあるが、自分を表す言葉を使うのは自己主張が含まれるとして避けられた側面というのがあるらしい。
だからそれを使うときには、時と場所と場合を瞬時に判断して、使い分けた。

最近は西洋化したのか、俺が俺がと他を押しのけてでも自己主張する人が多くなった。
いいのか悪いのか判らないが、程度を越えるとうるさいだけで、顰蹙を買ってしまっている芸人さんなども見受けられるから、ほどほどにした方が良いかも知れません。

それにしても、譲り合いの精神とか謙譲というような日本的美徳だけでは国際社会においては通用しないことが多く、どうしても力と力の鬩ぎ合いということを考えなくてはならなくなっている。黙っていてはどんな良いことをしても伝わらないし、評価もされ難い。

そうかといって、大声を出して言ったもん勝ち、捏造してでも宣伝した者勝ちで終わらせるようなことをするのは、日本人の誇りが許さない。
そういうことをする国に貶められても、いずれはわかってもらえるととしては来たけれど・・・
あまりにリスクが大きすぎた。

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