2017年12月26日火曜日

良い提案だと思う

1220日に自由民主党推進本部で開かれた憲法改正推進本部の席上、青山繁晴 参議院議員がつぎのような新提案を行ったという。
-----第九条の末尾にこう付け加え ます。「第三項 本九条は自衛権の発動を妨げない」
これだけです。--青山さん は、この短い一文だけで第二項の戦力の完全不保持と交戦権の否定という主権国家の 存在を危うくする問題を一挙に解決できるのではないかと言うのです。

憲法改正について画期的な視点からの提案である。
自衛権の発動に反対する人は居ないと思うから、誰の主張をも妨げない意見であると思う。

憲法学者というのは、条文の解釈に汲々として留まるのではなく、固有の歴史に培われた文化や国の実情に照らし合わせ、将来のあるべき姿に対しての研究・提案をすることも、学者としての使命なのではないのか。
国は他国が守ってくれる筈のものではなく、自らで守っていくべきものであることは自明の理である。それを蔑ろにはできない。
浮世離れした左がかったことを言っていれば通用する時代では最早なかろう。
現実世界は、70年前と同じではなく様変わりして、厳しいのである。

衆知を集めれば、よりスムーズに議論が進み、より良い憲法を制定することができるのではなかろうか。
憲法改正ということは、選挙結果からみても、大多数がそれを議論することを可とする判断を下しているのだと認識すべきである。
議論すらのっけから反対して受け付けないのではどうにもならない。

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