2018年4月10日火曜日

伝統文化も変わっていく

土俵に女性がのぼったということで大きく騒がれている。
長い伝統の中で女人禁制とされてきた文化が、人命救助ということに関連して疑問が呈せられる事態に立ち至ったことであろうが、単純に男女同権論を振りかざしてみても難しいことがあるのかも知れない。

男には男の、女には女特有のものがあることは間違いないことであるから限度はあろうが、庇い合うということをその考慮から外して、男でも女でもできるものであれば、境を取り払ってみるのも良いかも知れない。
レスリングでもボクシングでも女性がやっていて不思議が無い時代になったのだから、女相撲という競技を作ってみてはどうなのだろう。
相撲というのは裸一貫ふんどし一つで戦う。
身に寸鉄も帯びず正々堂々と戦うことを示すために仕合う前にチリを切るということからも明らかなように、怪我がつきものの命がけなものである。体重制限もない。
女性もということになれば、当然のことながらルールを決めなくてはなるまい。

ルールというなら、そもそもが土俵上には力士と行事しか上がれないものではなかったのか。
男も女もない。現に国技館などに相撲観戦に行くと、通路を通るだけでも制止されることがある。

土俵上に相撲関係者以外の人がのぼるということがあるから紛らわしいことになる。
挨拶や賜杯の授受も、相撲関係者以外は登らせないということであれば、それはそれで神聖なるルールなのだということにできるのかも知れない。

0 件のコメント:

コメントを投稿