2018年4月20日金曜日

そう呼んではいけないらしいが

「支那」というのを「しな」とPCで打ち込んで漢字変換しようとしても、一発では出てこない。何らかの制限があって一覧からは排除されているのだろうか?
中国が嫌がるからなのだろうか?

本来「支那」は、支那大陸を初めて政治的に統一した王朝・「秦(シン)」がインドに伝わって訛り「シナ」となって、支那を指す総括的語彙とされたものだとされる。
それがわが国にも古代に伝わり、または別に西洋にも伝わって「China」「Sina」と呼ばれたものが再び江戸時代末期に再輸入された語である。
日本語の特性として、「支」も「那」も「シナ」の音を当てはめただけで、特に意味を持っていない。国名をつけるのに、そんなことを考える時代ではなかった。
逆に朝鮮・支那人が日本を侮蔑する「倭奴」「鬼子」「チョッパリ(豚の足の意)」などなどは、日本の国名の音を表すような語ではなく、は字義・語義から言っても差別的である。

「支那」というのは、「震旦」「脂那」「至那」などのいくつかの候補の中から支那人自らが選び出した呼称なのだという。
従って西洋人が「China」「Chinese」に何ら侮蔑的意味を込めず普通に呼んでいるのと同様、「支那」の語の使用にも何ら他意は含まれていない

今は「中華人民共和国」と呼ぶが、英語ではPeople's Republic of Chinaということであり、シナという音はそのまま残っている。


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