2018年4月23日月曜日

蚊帳の中に入れる条件はなに?

「バスに乗り遅れるな」だとか「日本だけ蚊帳の外」だとか、すぐにそういうことを言う人がいるが、そういうことを言う人たちの多くは、不当なことでも日本が譲歩すべきだという考えが根底にあるように感じられてならない。
バス論のあったAIIBは、殆ど立ち消え状態になっているように見えるし、日本が参加していたら国益に見合うようなことに結びついたかどうかは疑わしいが、それについてコメントしている人はいない。

蚊帳の外論となっている米朝会談は、そもそも朝鮮戦争の休戦協定を結んだ当事国である4か国の問題で(韓国は含まれていない)、日本が蚊帳の外ということではない。
蚊帳の中に入るには、経済制裁を見直せだとか核保有を黙認せよとかの思惑含みが垣間見えるが、それらの制裁等は国連決議に基づいてなされていることであり、日本が独自に動くことの方にこそ問題がありそうに思える。
蚊帳の外ではないことは、日米首脳が長時間にわたってなされ、そこですり合わされたことが多かったであろうことからも推定される。

日本の一方的譲歩がないと進まないような意見を述べる人たちの心根が、いまいち信用できなく感じる。


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