2018年4月1日日曜日

報道から思惑だけを受け取っていないか?


高校時代の同窓生が集まる花見に行ってきました。
卒業して60年近くになるのに、みんな仲が良くて、大勢が集まる。
こういう席では政治・宗教の話題は馴染まないのだが、私が普段から割と冷静・公平な判断をしていると思っているのか、一人が籠池問題に絡めて安倍総理のことを問いかけてきた。
安倍総理が怪しからんというのである。
「で、何が怪しからんというの?」と尋ねると、マスコミや野党が言っていることから一歩も出た応えはなかった。
「じゃあ安倍氏ではなくて誰が総理大臣だったら良いと思うの?」と訊いたら答はなかった。
歳はとっても自分で判断するということなく、刷り込まれた通りの受け売りしかできない人というのはいるものである。
普通に考えたら、変なことは変だなと感じるから、物事は好きか嫌いかだけで判断するわけにはいかない。
誰がその重責を担って国益を守って行けるかを、冷静に見極めなくてはなるまい。

「籠池問題が起こってから後いろいろ見聞きしてきたが、土地取引に政治家がからんで値段が下げられたとかいうようなことは、どう考えてもあるとは思えないし、それを安倍総理に結びつけることは無理過ぎると思うよ。」とだけ答えた。
安倍氏が好きか嫌いかとか、夫人が何を言ったやったとか、誰それがどんな批判をしているとかは関係ない。本筋を逸らす印象操作をして、何か別のことをやろうとする目的があるのならそれでも良いが、それはかなり危険を伴う。

問題の本質を単純に整理してみていれば、思惑がらみのことは不自然になって浮かび上がるから、いかに騒ごうと論理矛盾が出てくる。それに捉われなければ自分の判断はできる。
断っておくが、自分の判断が正しいとして他人に強要する気はない。
言えることは、自分の決めた考え通りにしか動けないようになってしまうと、判断はできないということを言いたいだけである。

金正恩氏が中国に電撃訪問をしたという。
北朝鮮は未だに核開発を続けているというし、米朝会談がうまくまとまるとは思えない。
韓国なぞは最初から相手にする気はなさそうだし、会談が決裂して戦争になることを覚悟しているから、中国を訪問したのではないのかと思えなくもない。
国防は最優先課題であろうに、そんなことからは一切背を向けて、言葉尻を捉えるようなことで騒いでいてどうするのだということにならないのか?
どこかで刷り込まれたものに基ずくものだけで判断していたら惨めだな、とだけは思う。


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