2018年4月6日金曜日

貧しい国だと舐めてはいられない国

北朝鮮は核兵器とミサイル以外の開発で富を使い果たし、貧しい国なのだと舐めてかかってはいけない国なのである。

「北朝鮮の主要統計指標」によると、2008年時点で北朝鮮の地下鉱物資源は総額で64000億ドルもあるといわれる資源大国なのである。
内訳は黄金2000トン、鉄5000億トン、マグネサイト60億トン、無煙炭45万トン、銅290万トン
ニオブ・モリブデン・タングステン・ジルコニウム・コバルト・マンガン・チタンなど北朝鮮に豊富な鉱山の存在が確認されている。ジルコニウムは原子炉材に使われることから、今後の需要増は無視できない。

資源大国なのに、なぜ貧困なのか?との疑問はわくが、実際には喧伝されていることとは違うように思える。
日本、アメリカなど数カ国を除いて、世界中の国が北朝鮮と国交があり、盛んにビジネスが行われているのであった、孤立しているなどとは言い難い。

主要なウラン資源国は、埋蔵量の多い順にオーストラリア、カザフスタン、カナダ、南アフリカ、アメリカ合衆国などであるが、採掘可能な埋蔵量が推定400万トンの北朝鮮が確認埋蔵量のナンバーワンのオーストラリアを上回る可能性があるのだといわれる。

自分達で掘ろうとしても、資源探査技術も掘削能力も現時点では殆どないというだけのことである。
唯一の例外は石炭で、人海戦術により無料の労働力(革命家区域とか完全統制区域に送られた人員)で掘っている。

採掘権を他国の企業に売り渡すということは実際やっている。そういったことを理由にして粛清された独裁者ファミリーの配偶者だった高官もた。

どのようにして誰が採掘しているか詳細なところは不明であるが、金の採掘もやっている。
その取引はシンガポールにあるペーパーカンパニー(以前は香港にあった)を通し、ロンドンで取引されている。
我々から見ると「誰が買うの?」という北朝鮮ウォンがアングラのような市場でじわじわと価格が上がり、国際情勢の影響下で値が付いているのだともいう。

とてものこと、韓国が主導して北朝鮮を統一するなどということはできまい。
このような国が核兵器の力を背景にし、現在のような専制政治のままで他国と対峙したら、それは脅威以外のなにものでもないということを知っていた方がよい。

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