2020年8月12日水曜日

いつまでも通用するわけがない


スイス銀行の秘密保持性というのは、広く知られている。
永世中立国であり、預金者の秘密を守るというのが一般的な理解であったように思うが、最近になってスイスのカシス外務大臣が、場合によってはその預金を凍結する可能性があることを仄めかせた。中国の共産党幹部の預金が念頭にあるらしい。
というのは、カシス大臣の発言があった翌日に、中国のスポークスマンが早速に警告がましいことを言ったらしいからである。曰く、中国からの利益が欲しいなら、中国の意向に背かないようにした方がいいぞ、というような高圧的な内容だったらしいが、「そんな利益はいらない」と応じられたら打つ手はあるまい。

彼の国のことは隠されたことが多いから、ホントかウソか判らないが、その額が異常である。
共産党幹部の何百人かで占めている額が7兆8千憶元余だというから、それだけで中国のGDPの10分の1に及ぶ。
為替レートを1元17円として計算すると、132兆6千億円というベラボウな額を、まだまだ貧しさの残る国民から抜き取っていたことになる。
孫子の代までかかっても使いきれない額を貪欲に貯めこみ、いうなれば死に金になっているということになる。中国国民の福祉や国内のインフラに使うべき筈のものだったのではないのか?
これが共産主義国の実態だとしたら、中国国民が幸せになれるわけがない。

日本は中国に対してコロナの賠償請求をしていないが、諸外国は違う。訴訟問題に発展すれば、資産の差し押さえに進む可能性はありうる。

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