2020年8月20日木曜日

ミサイル発射で追い払った


台湾の国防部(国防省)は6月19日、中国軍の戦闘機が台湾南西の防空識別圏に一時入ったと発表した。中国軍機による侵入は同日まで4日連続で、6月に入ってからは6回目となる。中国は直近で米国と台湾の関係緊密化に反発。米台へのけん制を強めているとみられ、偶発的な軍事衝突を懸念する声も出ている。
台湾・蔡英文総統の米接近策に中国は反発している=ロイター
国防部によると、19日正午に中国軍の戦闘機「殲10」が台湾の防空識別圏に入った。台湾の偵察機による警告を受け飛び去ったという。6月に入ってからは9日と12日、1619日にそれぞれ中国軍の戦闘機や輸送機が一時侵入し、活動が常態化している。
台湾では9日、米軍のC40A輸送機が台湾当局の許可を得て上空を飛行した。中国で対台湾政策を所管する国務院(政府)台湾事務弁公室は11日、「強烈な不満と断固とした反対を表明する」「中国の領土を完全に守る決意を低くみるな」と反発していた。
日本での報道はこれが限度であったが、実際には撃墜こそしなかったもののミサイルを発射して、断固追い払ったのだというのが実上だという。国防上当然の対応であろう。
日本のマスコミは、台湾がミサイルまで発射したことまで報道すると、日本にもこれに同調する声が上がることを恐れてか、侵犯があったことのみの記事で終わりにした。
もっと情けないことを言った日本のマスコミもあった。曰く「台湾は自粛すべきだ」と言ったのである。日本の尖閣諸島の防衛は、こんなマスコミがいるようでは甚だ心もとない。

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