2020年8月18日火曜日

一大成果だと思うのだが


中東の和平が前進するようである。
イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)が、国交正常化に合意した。イスラエルはヨルダン川西岸の一部の併合計画を凍結する。ドナルド・トランプ米大統領が13日発表した。
仲介役を果たしたトランプ氏は声明で、関係国が合意を「歴史的」と呼び、和平に向けた画期的な前進だと評価していると述べた。
イスラエルが湾岸地域のアラブ諸国と外交関係を持つのは初めてとなる。イスラエルは1948年の建国後、アラブ諸国では隣国のエジプトとヨルダンとだけ平和条約を結んでいる。

トランプ大統領の一大成果だと思うが、反トランプ報道に傾いている日本のマスコミはこれを大きく報道していない。しかし、反トランプを唱える米国マスコミも、流石にこれは大きく評価しているようである。
イスラエルを承認していないアラブ諸国は35か国あるというが、UAEの出した結論は、逐次他のアラブ諸国も追随する流れができそうである。

中東問題は報道や解説が少ないから、日本人は余り理解できないでいるが、世界の平和にとって重大な意味を持つ。
そもそも中東のイスラム諸国にとっては、イスラエルよりイランの方が危険視されているのだという。
イランはその前身はペルシャであり、ゾロアスター教の国であった。その後イスラム教になったが、イランだけがシーア派で他はスンニ派だという。
イランの背後についているのは中国とロシアという共産主義国家だと言うのも、日本人は余り知らない。
洋の東西から、中国の包囲網が構築されるということになるのだろうか。
それでも、火薬庫と呼ばれる中東が安定化に向かうのは喜ばしい。

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