2021年10月24日日曜日

自前で衛星を打ち上げるのは簡単ではない

 

 韓国のヌリ号衛星ロケットは、打ち上げ前は鼻息が荒かったが、残念ながら結果的には失敗であった。

日本を追い抜いたと豪語していたが、口で言うほど簡単ではないということになる。

核心技術というのは傍で見ているほど簡単ではない。

 

国家宇宙委員会は今年8月、ヌリ号の1回目の打ち上げ日程を確定する際、2回目の打ち上げも来年519日に暫定的に確定した。科学技術情報通信部のクォン・ヒョンジュン巨大公共研究政策官は、「1回目の打ち上げの成否にかかわらず、2回目の打ち上げはそのまま進める」と述べた。

 これまで自力で打ち上げに成功した9カ国のうち、最初の打ち上げで成功を収めた国は旧ソ連(1957年)、フランス(1965年)、イスラエル(1988年)の3カ国だけだ。日本の場合、1966年から69年まで4回の失敗の末に成功し、フランス、イギリス、ドイツの3カ国が共同で開発したロケットも1968年から4年にわたって失敗を繰り返した。

 今回のヌリ号の初打ち上げと来年5月の2回目の打ち上げは、厳密に言えば「リハーサル」に近い。ロケットが運送手段としてきちんと作動するかどうかを点検する段階なので、現場では「打ち上げ実験」と呼ばれている。今回はダミー衛星だけを載せ、2回目にも200キロの小型衛星と1.3トンのダミー衛星を搭載する予定だという。

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