電力の確保に原子力を使うことについて、日本では抵抗感があるのは事実である。
しかし、危険だから使わないというのであれば、近代世界で使われている航空機も、自動車も、船舶も、高速鉄道も、文明の利器というもの全てが該当してしまう。
危険を避ける技術開発をしたり、運用方法に工夫を凝らしたりして対応してきたのが人間の知恵である。
原子力は万一事故が起こったら被害が甚大であるので、他の利器とは簡単に較べられないから、他に方法があるなら、それを選ぶしかない。
ただ、以前と違って、近隣諸国が原子力兵器を装備しているのは紛れもない現実である。
それも、日本を目標とした射程に収めているのである。
外交努力と口にするのは簡単だが、力が伴わない正義が通用した例はない。
原発技術を廃止することは、抑止力としての原子力技術も失うことに繋がる。
それを望む勢力が声高に叫ぶのに安易に従うわけにはいかない。その勢力がどこかの国の手先ではないという保証は全くない。
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