2017年2月14日火曜日

手の平返しだとは言えまい

トランプ大統領が、一つの中国を尊重すると言ったことに対して、掌返しだとか、中国に遠慮しているとか言う人がいる。
そうなのだろうか?
トランプ大統領は、ニクソン大統領の言ったことを尊重すると言っているに過ぎない。
アメリカに、一つの中国ということそれを認めてもらわないと困る中国が、外交的には下位にたったということになるのではないのか。
米国が台湾とつきあわないなどとは一言も言っていない。
なかなかしたたかだと思う。
トランプ大統領は近々英国の首相とも会談するのだと言うが、東西の主要国と信頼関係を結んだら、それは恐るべき戦略であり、政治的には素人などとはとっても言えない。

日本が米国のインフラ投資に多額な協力をするということを批判する人がいる。
そうなのだろうか?
それを梃に、日本の疲弊したインフラの再整備や、防災設備の整備に財政出動できる雰囲気を作れたら、それも良いのではないかと思える。
シムズ理論というのがあるそうです。
要するに公共投資などに対する財政出動がないと、金融政策だけでは物価の上昇は起こらないということらしい。

財投は、為替相場にも影響を与えるであろうから、何かというと反対されて、なかなか身動きがとれないが、インフラの整備は長期に渡って利益を生み出すものであろうし、防災設備は将来の損害を防ぐ。
インフラは、長期にわたって減価償却がなされる資産となるのではないのか?
お金が動けば景気があがり、税収は増える。

日本国の赤字は、国民一人当たり○○万円だと、財務省やらマスコミが騒ぎ立てる。
増税しなければ国が破たんするというが、増税すれば経済が冷えて、税収が上がるわけはあるまいと思うのだが、違うというのだろうか。
日本国債を買っているのは、殆どが日本人である。
そうであるなら、プラマイゼロということだって言うことができそうに思う。
しかし、借金が大きい大きいと言われれば、お金を使うことを控えるようになるのは自然の流れ。
即ち、デフレの脱却からはほど遠くなる。税収も増えないという悪循環になるのではないのかと、素人だから単純な考え方かもしれないが、疑問をもってしまう。

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