2017年2月15日水曜日

良い意識で一つに纏まれば良いのに

まだ、日韓関係が今ほど険悪な状態ではなかった頃、韓国を訪れたことがある。
通訳してくれたガイドのお兄さんも親切であった。
彼が問わず語りに言ったことを覚えている。
我が国は、日本と比べたら経済的にも文化的にも大きな差があるが、国民一人一人の能力は、日本人に劣らず優秀なのだと思っている。
ただ、どうしても敵わないのが、技術にしても製品にしても、日本のように完璧を求めることがなくて、8~9割できるようになるとそれでいいとしてしまうところである。
ものごとの神髄は、残りの1割のところにあるのだということに気づける文化がない。
決定的に違うのが、日本人は何人か集まって物事に対処しようとするとき、協力して取り組み、個人ではできないことでも総合力で能力を発揮し、それを成し遂げてしまうところ。
我が国は、俺が俺がの意識が強すぎて、他人の足を引っ張ることはあっても、協調ということには弱い。と言っていた。
今にして思えば、かなり優秀なガイドさんだったのだと思える。

しかしである。良い方向に進むということでは協調できない性格をもっているのかも知れないが、
こと、悪口を言うということになれば、証拠があろうがなかろうがあることないことあげつらい、感情的に一つにまとまって騒ぐことができるのは他に例を見ないほどなのではないのか?
惜しいことは、要するに、方向付けを見定めることができないだけのことに思えるのだが・・・


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