2017年2月22日水曜日

腹背に敵をもって大丈夫だというのだろうか

なんとも不思議な国だと、つくづく思ってしまう。

現在が戦闘状態にはないとはいえ、北とは休戦中の敵国同士なのではないのか?
それへの備えとして、米軍に駐留してもらっているというのが、意識の中からすっぽり抜け落ちてしまっているように見えてならない。

そういう状況にありながら、日本は敵国だと言って憚らない。
腹背に敵がいて、それに対抗できるほどの軍事力も経済力もあるまい。それがある強国だって、2方面に敵をつくることは避ける。
国内の感情的動きが、北と中国の思惑に染まり切ってしまい、レッドチームとして生きていくというなら別であるが・・・

勝手に敵国扱いしてくれているが、はっきり言わせてもらえば、日本が韓国に軍事侵攻することなぞない。
頼まれたって半島にかかわるのは御免だと、大多数の国民が思っている。

もし、いざ北との戦争が始まったとしても、自衛隊が救援に駆けつけるなどということは、仮令要請があったとしてもできない。安保法制が、がっちりそれに制約をかける。

親韓が多いといわれる野党だって、韓国を助けるべきだとは、今更言えまい。
反対することに躍起となった安保法制の、「自国の存立にかかわる」ということが持つ意味が大きく働く。憲法以上に戦争を制限している。

場合によれば、日本の基地から米軍が出動することに制限をかけるかもしれない。
米軍だって、朝鮮戦争のとき、実際に戦ったのは米兵だったということに懲りているから、駐韓地上部隊を引き揚げ、日本まで戦線を後退させてでも、米軍の安全を先に確保するくらいの選択はしかねない。
韓国ではなく米国を守るということなら、海と空からだけで十分であり、半島を本気で守るかどうかはわからない。
反米運動を野放しにするなど、米軍の信頼を得られるような対応を今までしてこなかったから、親身になって守る気が起こるかどうかということである。
徴兵制もある戦争中の国なのに、論理的バランスも考えられないのか?と、不思議に思ってしまうのである。
ミサイルの発射やら暗殺事件やら、安閑として反日ばかりしている場合ではあるまい。

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