2017年2月5日日曜日

海底ケーブルセンサーが設置されている日本

中国海軍は近年、南シナ海での行動を活発化させているばかりでなく、軍艦が沖縄諸島周辺を通過して太平洋にまで出たりしている。
ところがこうした行動は全て、海底のセンサーによって日本は把握できているのだという。

日本の周辺は東南海、九州、沖縄、東シナ海、尖閣周辺、対馬海峡周辺もケーブルセンサー網が張リめぐらされている。
1970年代から国際通信が盛んになり、日米間を初めとして海底ケーブルが急速に敷設されていったことによる。

そもそもは軍事目的ではなかっただろうが、海底ケーブルには地震計が一定間隔で備え付けてあるというから、海上を何かが通過しても探知できてしまう。
即ち、地震計は潜水艦や艦船の探知機を兼ねる事が出来るということになる。
その性能は凄くて、海面から釘を一本落としたのても、海底の振動を捉えることが出来ると推測されている。

こうしたケーブルの地震計はマラッカ海峡や南シナ海からインド洋まで設置されていて、ハワイにも伸びているのだという。
それらは、水流、水温、水圧、傾斜、磁気、音響で地震や津波を感知するが、周辺を船が通っても探知する。

防衛省は、日本周辺から遠く離れた場所で行動する他国の潜水艦も、行動を把握できるという事になります。
1円玉を海面に落として検知できるかという実験を某テレビで行い、水圧などで探知していた。

こうしたセンサーは、現在ではリアルタイムに集計されて、東京(多分)に伝えられているという。
もう少し広いADIZ(防空識別圏)にも張り巡らされているので、やはり侵入すればすぐに把握できるのだとか。
さらに中国大陸、台湾周辺、朝鮮半島までケーブルの網は延びていて、上を通過すれば把握するようになっているというが、余り知らされてはいないようです。

ロシアの原子力潜水艦の潜水深度は400メートル台で通常型は300メートル台といわれ、中国製のそれは、200メートル台と推測されている。
それ以上潜ると漏水したり圧壊してしまうという。しかも静粛性が悪いので、どこを通ろうが筒抜けに捕捉されている。

対する海自の潜水艦は、潜行深度700メートル(実際のスペックは900メートルともいわれる)。米国製原潜は600m以下まで可能とされているから、性能が桁違いです。
その上、日本の潜水艦はその深海から撃てる高性能の魚雷を保持しており、それに対する防御策はないらしい。

ほかに、日本がもし敷設したら怖い機雷というのもある。
敵艦船の音紋1000を設定でき、近辺を通過しなくても遠距離からでも追尾して爆破できる性能を保持しているらしい。
掃海技術が世界一の日本であれば、その気になったらいつでも対応することができるということである。
間違っても、東シナ海で日本を相手にしないほうが良い。

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