2017年9月6日水曜日

このままゴリオシが通ることになるのか?

「核兵器を持っていなかったから、カダフィもフセインも滅ぼされた。それを見ていた金正恩が核兵器を手放すわけがない。」と、言い古されていることを得意げにT氏はTVで良く口にするが、果たしてそうなのだろうか?
そんなことを言ったら、核を保有していない国は全て滅びるということになってしまう。
米国が良いとは言わないが、核を持っていなかったからではなく、無謀な戦いをしようとしたからではないのか?

北朝鮮が国際的な懸念をよそに、一方的に国際的緊張を煽る挑発行動を繰り返すのをどうやって止めるかについては、良案が一向に見えてこない。
「対話を」「対話を」と口にする人たちは、これまでどれくらいその努力をしてきても効果が無かったというのに、この上どのように対話ができるのかということについては触れない。
相手のいうことをすべて聞き入れるのを対話とは言わない。

核を背景にした威嚇に屈して、その言い分に従えとでも言わんばかりのことを言うが、そんなことを受け入れたら最後、日本や韓国はおろか世界の平和は覚束なくなる。
何をやるか解らない独裁者が相手なのである。身内でおる叔父や兄であっても平気で粛清しているのである。

核保有国であると認めてしまったら、日本も韓国も周辺諸国も、核武装の必要性を唱え始めかねない。
望むところではないが、日本も覚悟して腹を据えなければならない事態に立ち至っているということなのかも知れない。
無法に屈するわけにはいくまい。

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