2017年10月11日水曜日

国難から目を逸らすわけにはいかない

中国軍が空母を擁していることは脅威だと思っていた。
少し前の話であるが、中国海軍の航空母艦である遼寧がバシー海峡(中華民国台湾島南東の蘭嶼(蘭島)に隣接する小蘭 嶼(小蘭島)とフィリピンバタン諸島(バシー諸島)最北のマヴディス島との間にある海峡)を抜けて太平洋に出て発艦訓練をした軍事行動は、日本人としては脅威だと思っていた。
こういうことがあるから、日本は大人しくしていた方が良いと、まるで最初から負け犬のようなことを言う人も多かった。

しかしそれが太平洋を遊弋したことを検証した結果、米国の軍事関係者が、delight(大喜び)だと言ったという。動きを見せればたちまちその能力が分析されてしまうということである。
カタパルトによる発艦ではないことから、燃料を満タンにして飛び立つことができないことや、兵器を満載してのそれも不可能であることが露呈してしまったのだという。
全く恐れるに足りないのだという。張り子の虎同然ということらしい。
空母機動部隊の移動ということになれば、護衛艦は当然セットであるし、中でも潜水艦が周りを防御しなくてはならないが、その能力も備えていないことが明白に判ってしまったので、軍事的脅威には程遠いということなのだとか。
自衛隊の潜水艦だけでも十分に対応できてしまうのだという。

大陸国家が海洋国家並みに行動しようとしても、おいそれとはいかないということになる。
中国の近海に隠れて動かないでいれば、そういう情報は取得しにくかったということであろうから、軍事行動というのは難しい。示威行動にもならないとなればちと情けないが、日本人としては少し気持ちが楽になったと言える。

しかし、北朝鮮の脅威はそんなわけにはいかない。
何をしてくるか、国際的な常識では推し量れないくになのだと思える。核兵器だって平気で使いかねない。
まさに国難ではないのか?

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