2017年10月1日日曜日

何が最優先課題となるか

もうすぐ総選挙の好餌がされるが、かなりごちゃごちゃな選挙になりそうな様相を呈している。

自民党が憲法改正に向かうのを何としても阻止したかったマスコミも、かなり戸惑っているように見える。
都知事選や都議会戦で反自民というだけで小池氏を応援していたのではないかと思うが、ここまできて、小池氏は自民党よりも強い改憲論者だと今更ながら気が付いた。
民進党は希望の党に合流するというが、その全員を希望の党が受け入れることはなさそうだし、結果的に旧民主党あるいは民進党に所属していた議員は、現状よりも議席数を減らすのではなかろうか?
小池代表は、いままでのように虐められているというイメージから脱却して虐める側の立場となったように感じる。
さあ、どうする?
リセット流行りだから、合流することをリセットして、民進党として死に物狂いで戦った方が減少する議席数は少ないのではなかろうか。

小池氏は凄腕である。
安全保障や憲法改正に反対だと言うリベラル派?を、明確に焙り出してしまった。
選挙後に現与党と希望の党が組んだら、憲法論議は今以上に進む。一部マスコミの思惑からは大きく外れる。
今後の報道がどうなるかが見ものである。

自民党も解散時に上げた理由が「国難突破」ということだったのだから、いっそのこと「北朝鮮の脅威に対処するため」と明確にその理由を説明して戦った方が、国民の支持を得やすいのではなかろうか。平和ボケしている国民は、緊迫した危険をどこか他人事のように思っているが、そんな現状ではあるまい。
国防は、経済問題や税金問題なぞと比べて最優先される課題なのである。
防衛力を高め、報復力をも備えることが抑止力となるのは当然であるが、その方向に進むには民意を問うことが必要となる。
万一の事態に対する備えというのは、今のままでは頼りなさすぎる。

選挙に関連した各党の議論を聞いていると、選挙戦略上の応酬ばかりで、核心から外れた枝葉でのやりとりに終始しているように感じる。


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