2017年10月29日日曜日

日本の皇室は世界から重きを置かれている

日本を訪問したことのある外国人が増え、日本のことを褒めている記事をよく目にするようになった。
それに対し、中には「そんなことはない、嫌な目にも会った。」とコメントしている人もいるが、それはそうであろう。誰もかれもがどんな場合でもコンファタブルな対応をするわけではない。総じてどうであったかということであり、良いと思ったことの割合がどうであったかということになる。
日本人に見えても日本人でない人の対応だって有ったかも知れない。
ただ、落し物がそのまま帰ってくることとか、他人に対する気遣いがある国だということは共通して評価されている。
どちらかというと、日本人のことを悪く言うのは日本人の方に多いように感じる。

戦後、現人神であった天皇陛下が人間宣言をして以来、いつの間にか日本人は皇室を身近なものとして親しむようになった。
一部の思想的に凝り固まった人は別にして、未だに尊崇の念を持ち続けている日本人は多い。
世界最古の系譜をもつ天皇家は、数多の王の中でも別格で、諸外国からはエンペラーとして遇されている。
外交儀礼上の不文律なのかも知れないが、エリザベス女王でさえ、天皇陛下と挨拶するときは女王の方から一歩進んで握手するし、あの美しかったダイアナ妃が皇后陛下と挨拶した時は、拝跪の礼(片膝をついて握手する最高の挨拶)をとった。見事なまでに決まったポーズの写真が残っている。
英国王室が、他国の元首に対してこのような礼をとることは他にはない。
日本人が考えている以上に、諸外国からは尊敬されているのだという。
外国の元首クラスでも、天皇陛下に謁見するときは、かなり緊張するのだと聞いている。

最近は、過去には天皇陛下のことを悪しざまに言っていた野党議員でさえ、公の場でそれを口にするのを控えるようになったように感じる。
それを口にすると、言った本人とその所属党に悪影響が出ることに気づいてきたからなのだろうと思う。
あの中国でさえ、皇室の悪口は言わない。そこがK国との違いなのかも知れない。

国粋主義者ではないけれど、以前に遠くからお姿を拝見しただけで、戦後教育を受けた年代ではあるが、以前とは全く違った感覚を持つようになった。圧倒的なオーラがあったのである。
大相撲の場所でチラリと見ただけで、それまで天皇と呼び捨てにしていた人が、陛下をつけるようになった人が多いのだとも聞く。
何世紀にもわたって国民に染み付いた感情は、多少のイデオロギーの違いくらいでは変わらないということであろう。


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