2017年10月31日火曜日

口先だけで「話し合い」と主張されても具体案なしでは

平和主義を気取っているとまでは思わないが、「話し合い・話し合い」とご託宣のように言っている人たちのことがよく解らない。
自分の言うことを全て聞け。それ以外は認めない。という人を相手にしてどう話し合いをしろというのかが全く理解できないという意味である。

これまでに話し合いで約束したことは、結果的にはその場凌ぎであって、全て反故にしてきたのである。
話し合いの手段は有ると口にする人たちは、それなら具体的にはどんな方法があるのか、それはどのように有効なのかを一度だって説明したことがない。
軍事的な脅威に対処するために、抑止力を持とうとして法整備することも、戦争法案だと言って反対する。
専守防衛だと叫ぶが、それは日本本土を戦場とするときにしかできないということと同義語なのではないのか?
ならば、それを避けるのには、飽和攻撃という戦術で飛来するミサイルを全て本土に届く前に迎撃できる膨大な量のミサイルで針鼠のように防御せずばなるまい。
しかし、そのための予算を思い切って計上すべきだなどと、野党が言ったためしはない。

防衛手段もなし、法整備もなされないままで、どうやって国民の生命財産を守るというのだろうか?
例えばであるが、やくざ者やゴロツキが暴れまわっていたら、それに唯々諾々と従って無抵抗でいろ、と言っているように聞こえるが、それで良いとする主張なのだろうか?

話し合いというのは、双方が合意点を見つけてそれを了承し、約束を守るということが担保されなくては成り立たない。
それができるという納得できる方法があるのなら、是非具体的にその方法を提示し、早急にそれを進めて貰いたい。時間はさほど残ってはいまい。
それが無ければ、相当な被害と痛みを甘受しなければならないという覚悟をせずばならない状況下にあるのだと切実に感じる。

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