2018年8月11日土曜日

尻馬に乗ると恐い

AIIBができるとき、日本はバスに乗り遅れるなと大騒ぎしていた人たちがいたが、今彼らはどう思っているのだろう?
どう考えても基本概念と運営方法が信頼できないと判断してそれに参加しなかったことは、結果として良かったといえるのではなかろうか。
あまりにも覇権主義的な思惑が見え隠れしていたのだと思う。
資金不足ということに加え、なにせ貸付金利が高すぎる。融資を受けた国々は、返済ができないと領土をカタに取られる危険性をはらんでいるとの情報も取り沙汰されているようである。

米中貿易戦争と言われていることの背景には、資本の自由化も為替の自由化もしないまま不公正な貿易を続けていることへの反撃ということもあるのではなかろうか。
外資が中国から引き揚げたら、それに伴ってかなりの数の先進技術も中国にはなくなる。
内需拡大に振り向ければ、中国の経済は大丈夫だという人も居るが、内需拡大のためには、国内に一定の工業化が進んでいることが必要だというのが常識。
そこに対しては外国企業頼みで、今まで国が真剣にそれを育ててきているという様子は見えないし、何より貧富の格差を是正できないでいるのでは致命的ではないのか?

内需拡大のための体制をつくるのには、自由化ということを避けては通れないが、それをしたら共産主義独裁の政権はもたない。面倒な局面にあるということと見えてならない。


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