2018年8月4日土曜日

1000年以上続いているとは凄い

企業の平均寿命は約30年というデータがあるのだという。企業を継続していくことは、簡単なことではない。
その一方で、世界の創業200年以上の企業・約5600社のうち半数の約3100社が日本に集中しているのだという。こういうことは、伝統を重んじる日本だからこそといえよう。
しかも世界に12社しか存在しない創業1000年超え企業のうち、9社が日本国内にあるのだと知ると、誇らしく感じる。
最古の現存企業は、日本にあります。創業したのが578年の飛鳥時代。
聖徳太子が四天王寺を建てるために百済から招いた宮大工・金剛重光によって創業されたとされる「金剛組」。
2005年まで金剛一族で経営していたというが、代々、四天王寺のお抱え大工として寺社建築を中心に手がけ、江戸城・大阪城の修復にも関わっている。利益を度外視して品質にこだわる職人気質がたたって、2006年には経営破綻。現在は高松建設のグループ会社となって1400年以上続く技術を継承している。
2番手の老舗は、池坊花道会。
華道の池坊に伝わる生花の普及に取り組んでいる。創業の587年は、池坊家が代々住職をつとめる頂法寺六角堂の建てられた年である。

最古のホテルとしてギネスブックに認定されている「慶雲館」は、天武・元明両天皇の時代の元号「慶雲」から付けられた。
705年、川のほとりに湧き出している温泉を発見してから一族で営み、現在で52代目となる。

家業として続ける努力があってこそのことだと思われてならない。


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