2018年8月31日金曜日

酷似していたって一向に構わないと思うが


パスパ文字と呼ばれるものがある。 元朝の皇帝フビライの命により,チベット人の八思巴( パスパ)が作った音節文字で、1269年に公布され,1368年まで用いられた。方形文字ともいう。

少し古いかも知れないが、ネット上に以下のようなものが出ていた。
2016929日、韓国・ニュース1によると、ハングルは世宗大王が独創的に発明したものではなく、チベットで生まれ、モンゴル帝国の公式文字となった「パスパ文字」であるという主張が飛び出した。また、「ハングルは漢字の音を韓国語で表記するために作られた」という主張もあり、従来の教科書の内容を覆すものとなっている。

「ハングル」は、朝鮮王朝第4大王の世宗(セジョン)が民衆のために制定した文字と言われている。一方、「パスパ文字」は、モンゴル帝国の大元ウルスの国師であったチベット仏教の僧侶・パスパがクビライ・ハーンの命を受けて制定した文字で、自国の言語を漢字で記録することが困難なため、表音文字を別に作ったとされている。

韓国の代表的な書誌学者である高麗大学のチョン・グァン名誉教授(76)は30日、 嘉泉(カチョン)大学で開かれる「ユーラシア文明とアルタイ」国際学術大会において、同内容の論文を発表することになっている。チョン教授が発表する論文「アルタイ諸民族の文字制定と使用」によると、まず、ハングルとパスパ文字の文字数が同じであるという。ハングルは子音32文字と母音11文字の計43文字であり、これはパスパ文字の43字母と一致している。

また、チベットを統一したソンツェン・ガンポ王が古代インドで流行した音声・文法理論である毘伽羅論を応用して新たな表音文字を作り出した影響を受け、78世紀以降、中国の北方民族たちは新国家を建国し、それに伴い新たな文字を制定する伝統があったという。膠着的な文法構造を持ったアルタイ系統の言語を使用する民族にとって、漢字は自分たちの言語を表記するのに適していないからだ。このような伝統が朝鮮半島にも伝わり、朝鮮の建国とともにハングルの制定につながったというのが、チョン教授の主張だ。チョン教授は、「毘伽羅論は、仏教記録を通じて朝鮮にも伝わった」「麗末鮮初期の多くの学僧らが学んでいたため、これがハングル制定の基本的な枠組みになった」と明らかにした。

チョン教授は、朝鮮を開国した太祖・李成桂の家系とパスパ文字のつながりについても指摘している。彼の父親である李子春は元に帰属しており、一時期は千戸の官職も務めたとされている。このことから、李子春のひ孫である世宗が文字を制定するにあたり、パスパ文字の影響が大きかったことが推論できるとしている。

さらにチョン教授は、訓民正音がパスパ文字のように漢字音を自国語で表記するために制定された文字であると主張し、「初めは漢字音の表音のために記号を作ったが、パスパ文字のように韓国語と韓国の漢字音の表記にも使われ、急速に一般民衆の生活文字として広まった」と明らかにした。

日本人が言ったのではなく、韓国の学者の研究によるものである。
これを受け、韓国ネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。以下はその一部であるが、感情的でしかない。

「ハングルの語源がモンゴルのパスパ文字だったとは…考えたこともなかった」

「この世に100%独創的なものなんてない。みんな盗んでマネして肉付けして。だからハングルもそうだったんじゃない?」
「モンゴル文字を参照したのはみんな知ってること。それを開発して普及させて書くってことも創造の一環でしょ。世宗大王万歳!」

「面白い主張だね。確かに、世宗が訓民正音を作る時、世界各地から言語書籍を集めて学者たちと研究して作ったようだし、パスパ文字もその一つだったのだろう。でも、ハングル特有の独創性は誰も排除できない」
「ハングルの独創性は、イメージを発音器官の表象に連結させた体系的発想にある(※ハングルの子音は口や舌などの発音器官の形をかたどって作られたと言われている)」

「国文学者のくせに訓民正音の解例本も見てないの?原理と文字がどう創案されたか書かれてるよ?」
「訓民正音の序文に目的が、本文に文字ごとの詳細が説明されてるっていうのに、何が言いたいの?」

「高麗大学の名誉教授で76歳なら、日本の植民地時代の教育を受けたってことだね。よく分かりました」
「その主張は、韓国人が中国の少数民族だと言うのと同じようなもの。で、今そのパスパ文字は使われているの?そんなに立派な文字なら広く使われているんだろうね?」

「何も李成桂の家系のことまで言わなくても…日本の植民地時代を生き抜いた大人たちが日本語を自由に操るように、世宗の時代も知識人たちはモンゴル語を自由に操っていたのでは?」(翻訳・編集/松村:引用)

まあハッキリ言わせてもらえば、そんなことはどうでも良い。学術というものに理解が及ばないでの議論など聞いてもしかたないし、パクリだったとしてもとやかく言うつもりもない。

ただ、世宗マンセー、ハングルまんせーで凝り固まり、韓国人の多くが他国言語や漢字を未開言語だの未開文字だと言い放ち、クソだのなんだのと公言して憚らない民度的狭小さが一般的であるのには呆れるしかない。
ハングルを自慢したいのが解らなくもないが(誇れるものが殆ど無いから)、そんなにご大層な文字があるのに、日韓併合がされる頃の朝鮮人の識字率は4~5パーセントしかなかった。
諺文(卑しい文字)として朝鮮内ですら広まらなかったのがかの国の厳然たる歴史である。
朝鮮人の識字率をあげようと、日本が埋もれていたハングル文字を教科書に取り上げなかったら、そのまま埋もれ続けた可能性だってある。

日本では、彼らが難しくって覚えられなかった漢字を含め、江戸時代には大多数の国民が読み書きできたのである。平安の昔ですら、世界に冠たる文学作品が書かれた。韓国にそのようなものはあるまい。圧倒的な差ではないか。

中国では認められているが、韓国だって日本由来の言葉が無かったら、学術はおろか日々の会話だって成り立つまい。
彼らが上から目線でものを言うときの言葉を使うなら「これリアル」っていうことなのではないのか?

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