昆陽芋なんて言っても、解らない人が多くなりましたがサツマイモは美味しい。
今日は、頗るつきで寒い1日でした。
肌寒くなると、さつまいもを焼いて食べるのに相応しい季節ということになります。
落ち葉を炊いて、というふうに風流な方法をとるには、都会暮らしではできないので、コンロに炭火を熾して焼くということになります。
ダッジオーブンの中に薩摩芋を積み重ね、炭火で1時間ほど焼き上げると、これはもう9里よりうまい13里といわれるにふさわしくホクホク状態になります。
どうせそんなに沢山は食べられないから、「熱いうちにどうぞ」っていうことになって近所に配るので、毎年この時期になると「まだ焼かないんですか。」なんて催促されます。
私の年代に育った者たちのそもそもは、代用食のイメージとして虎馬(トラウマ)に近かったから、「共食いなんざできない。」なんて言って長いこと食べないでいたけれど、くわずぎらいなんてのはいけませんね。
たまにはいいもんです。ものによっちゃあ栗より旨いかも知れません。
薩摩の守忠度は、いずくより帰らりたりけん。侍5騎童1人~(平家物語忠度都落ち)
五条が三位俊成卿に託した和歌の中から、その後、朝敵平家であるため詠み人知らずとはされたけれど選ばれたのが、
さざなみや 志賀の都はあれにしを 昔ながらの 山桜かな
だと言われます。
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