浅草の浅草寺で、今日まで羽子板市が開かれています。
女児の初正月の縁起物として飾られます。
起源は古くて、文化・文政年間(1804~1829)頃から起こったといいますが、羽子板で追羽根をつくのは、邪気を跳ね(羽)返すということなのだそうです。
追羽根の芯にあたるところの黒い実は、無患子(むくろじ)と呼ばれ、患うことなく丈夫に育つことを願う意味が込められています。
住まいの近所に神社があって、そこの無患樹の木から、種子が風に煽られて地面に散り敷いています。
この実の周りの種皮を破ると、中から黒くて固い実がでてきます。これを追羽根の芯に使います。
種皮は、水と一緒に揉むと、石鹸のように泡立ちます。
子供の頃、これを使って手を洗ったりしたものでした。
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