2012年12月22日土曜日

紺屋の白袴というのでなくて


 当社は、ビルのメンテナンスをその業務としておりますが、お客様のおトイレの清掃はやっても自社のおトイレの清掃は、(お金にならないというせいばかりではありませんが)どうしても後回しになります。

 そこで社長の私が、毎日というわけにはいきませんが、お掃除をすることにしています。

しばらくの期間続けているうちに、庭に咲いていたからとか、歩いてくる途中の土手に咲いていたからとか言って、パートのオバチャンが花を摘んできて、それを小さな空き瓶に挿して、トイレの棚に飾ってくれるようになりました。

 

 そのように、触発されて動いてくれる人が増えていくことも嬉しいことではありますが、どういうわけかトイレ清掃をしているときにいろいろなアイデアが浮かんだり気づくことが多かったりするので結構気に入ってしまって、「ここは私がお掃除するから、誰も手をださなくっていいよ。」なんてことにしてしまっています。

 

 本音を言えば、たまには誰かがやってくれるといいなと思うこともありますが・・・。

 厠のお掃除をすることだけで悟りをひらいた仏弟子が居たということでありますから、そのうちに私もその境地に届くかもしれません。

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